■ ID
| 1583 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 2011年11月に関東で観測されたPM2.5高濃度の解析
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■ 著者
| 長谷川就一
埼玉県環境科学国際センター 米持真一
埼玉県環境科学国際センター 山田大介
川崎市環境局環境対策部 鈴木義浩
川崎市公害研究所 石井克巳
千葉県環境研究センター 齊藤伸治
東京都環境科学研究所 鴨志田元喜
茨城県霞ヶ浦環境科学センター 熊谷貴美代
群馬県衛生環境研究所
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第53回大気環境学会年会、平成24年9月14日 |
■ 抄録・要旨
| 2011年11月2〜6日に関東地方で広範囲にわたって高濃度のPM2.5が観測された。そこで、質量濃度や成分の経時変化やその地域分布などを解析し、その特徴や要因を考察した。気象状況は、全般的に風は弱く陸風が主体であった。3日夜は逆転層が生成したが、5日夜は生成せず大気安定度は6日夜にかけて中立だった。また、5日夜から6日は小雨が断続的に降り湿度が高かった。成分は全般的にNO3-とOCが顕著に高いのが特徴であった。バイオマス燃焼の指標と言われているchar-ECやK+は、概ね3〜4日と5〜6日に高かった。このため、この期間は全般に野焼きの寄与が大きかったが、他の燃焼の寄与も一定程度あり、弱風のため高濃度となったと推測される。NO3-高濃度については、特に夜間の高湿度の影響でHNO3生成が顕著に起こったことが要因である可能性が考えられる。
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